足でわかる恋愛感情

心理学では、人は誰でも、自分の縄張りを持っていると言われています。
簡単に言えば縄張りとは、「他人に近づかれると不快に感じる距離」のことです。
心理学では「パーソナル・スペース」と呼んでおり、これは体の周囲に楕円状に広がっています。
パーソナル・スペースの大きさはそれぞれ個人の性格によって違ってきますので、同じ人でも置かれた状況や対峙している相手によって大きく変化していくものなのです。

例えば、恋人同士であれば数センチの距離まで近づいても嫌ではありません。
しかし、知らないおじさんや、おばさんに頬をすり寄せられたらかなり不快に感じますよね。
相手と自分との関係や、その場の状況によって、「許せる距離」 が変わってきます。
心理学で言うところの 「パーソナル・スペース」、つまり「縄張りの範囲」 なのです。

今回は、パーソナル・スペースに関連したしぐさを観察し、相手の心理を読み解いてみましょう。

・ふんぞり返り、大きく足を広げて座る人
広げた足がつくる空間が、その人のパーソナル・スペースとなります。
足を大きく広げることでパーソナル・スペースを広げる行為は、毛を逆立てたり、動物が羽を広げたりすることによって相手を威嚇するのと同じことで、自分自身を実際以上の存在として見せたい心理が表れているのです。
競争力が強く、人に対して攻撃的、権威主義的な傾向の人であると考えることができ、こうした座り方の人は虚勢を張りたいタイプ、逆に言うと臆病な人とも推測できます。

・足を組んで座る人
足の組み方の強さによって二通りに分けられます。
強く、固く足を組んでいる人は、どちらかというと緊張していて、目の前の相手や自分の置かれている状況を拒否している気持ちがあり、自分に自信がなく、傷つけられないかどうかという不安から、神経をまるでハリネズミのように逆立て、自分を必死に守っているとも考えられます。
また、それとは逆に、足の組み方がゆるい人は、気持ちがリラックスしています。
こうした人に対してはこちらもゆったりとした気分で話を続けられますし、組んだ足をブラブラとさせていれば、さらにリラックスしている状態です。

・足を固く閉じて座る人
女性は、足を閉じた状態で座る方が多いでしょう。
これだけであれば普通の状態かもしれません。
ですがたまに、不自然なほど足を固く閉じて座っている人を見かけませんか?
これも、心理的な壁を作ることで自分を守っている状態で、不安や緊張、そして嫌悪などを表しているのです。
また、相手からの非難や攻撃を極力受けないようにしたい、という心境もあるでしょう。
傷つくことをとても恐れていて、何事に対しても悲観的で、憂鬱な気分でいることが多い人にこうした座り方が多い傾向があります。
また、もしこうした人でないという場合も中にはあるのです。
その場合、自己演出が考えられます。
足を閉じることによって、パーソナル・スペースを縮めることが出来、自分を小さく見せることができるようになるのです。
特に、女性がこうした姿勢を取る時は、か弱くて、小さくて、かわいらしい感じのキャラクターを演じている可能性があるというわけなのです。

ここまで挙げてきたように、知らず知らずのうちに行動するしぐさというのは、ほとんどその人の心理が表れているといっても過言ではありません。
無意識に行動している時や、何かに夢中になっている時のしぐさは、外に対して注意があまり向けられていないときほど、その人本来の姿が現れてしまうものなのです。

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